GitHub Galaxy 2024 に参加してきた感想
GitHub Galaxy 2024 に参加してきた。 Galaxy は去年からスタートした GitHub のカンファレンスで、世界中で開催される 1 Day のイベントだ。
自分は今年初めて参加したけど、とても楽しいイベントだった。 いくつか気づきもあったので自分のブログにひっそりと残しておく。
感想
GitHub の最新情報をまとめて提供してくれる & Copilot の導入や活用について各社の事例を聞く、というようなイベントだった。
最新情報のまとめについては、日頃から GitHub のブログを追いかけている場合はあまり新しい情報は出なかったと思う。追いかけていない人からしたら簡潔にまとまっていてとても良い機会だった。最新情報の1つに Copilot Workspace の話やデモがあったが、ほんとに早く使いたい。未来の開発という感じで、タスクに対する計画の立案、計画通りにコード修正までもやってくれるとなると、もう GitHub 上でポチポチやっていれば開発が終わるのではと思ってしまう。
各社の Copilot 導入や活用の話は、
- 導入までにやったこと(ガイドライン策定、etc
- 浸透させるためにやったこと(勉強会開催、プロセス整備、効果の宣伝、etc
- 効果測定のためにやったこと(アンケート、etc のような話のウェイトが多かったように感じる。Copilot が導入されていて、なおかつ意思決定者ではない現場の自分にとってはすぐに欲しい情報ではなかったが、新しい何かを組織に浸透させるための取り組みの話は興味深かった。特に効果をしっかり測定し、その効果を宣伝する、場合によっては比較して焦燥感を掻き立てるような方法は面白かった。
気づき・反省
参加者の層に注目する
2023 年度を知らないのでなんとも言えないが、2024 年の Galaxy の参加者は組織の決定権を持つ層が多かったように思う。 年齢でいうなら 30,40,50代で歴戦のも猛者感が出ている方々だ。
これは、今回のメイントピックが「GitHub Copilot の導入と活用事例」だったからかもしれない。 理由は何であれ、とにかくこの参加者層だと自分のような現場のイチ社員にとっては懇親会の立ち回りが難しかった。皆さん自分の組織に Copilot やその他の生成 AI ソリューションを導入することを検討している、または導入をはじめたもののどこかに課題を感じているような方が多く、懇親会の話題がほぼそれに固定されるためだ。現場の人間はそういう会話に入りにくい。
20 代の若い方も参加者にいたものの、懇親会になると退出する事が多かった。自分は頑張って若い現場寄りの方を見つけて CI/CD の話などで盛り上げて、頑張って繋いだ。 イベントに参加するときは自分と境遇が似ている方が多いかどうかに注目しよう。
懇親会のネタを仕入れておく
懇親会を実りある会話にするために、いくつかネタを持っておくと良いなと感じた。 今困っていることや、イベントに関わりのある技術のニュースなどを持っておくと良さそう。
懇親会では GitHub Actions のセルフホストランナーの基盤に AWS Lambda や Code Build が使える話で盛り上がったので、仕入れていてよかったぁと思ったのが背景にある。
自社の事情に精通しておく
イベントの趣旨に対して自社の事例はどうなのかを精通しておくと、懇親会の意見交換が有意義になると感じた。 今回の場合は Copilot の導入が趣旨なので、自社の Copilot の導入までの経緯・導入方法・浸透方法・課題・現在及び未来の展望などなどだ。 懇親会で改めて話そうとすると、意外と曖昧で話せないものだなぁと気付きがあった。(現場の人間なのでそういうものかもしれないが、イベントまでに準備をしておくと良かった)
特定の技術に精通しておく
特定の技術を語れるほどになっておくと、懇親会が盛り上がるなと感じた。 使っているだけではなくて最新情報を追ったり深く探求して発信したりすると良さそう。
知名度は大事
懇親会の至る所で、 「あ!〇〇さんお世話になっております」 「〇〇さんじゃないですか!」 のような顔見知り同士と思われるやり取りが見られた。知名度は大事。SNS の発信や頻繁なイベントへの参加が大事。
英語の勉強をしておく
まさか英語で会話をする機会があるとは思わなかった。 懇親会で、日本に海外出張されている GitHub の方と会話をすることになり、当然ながら言語は英語だったのだ。
GitHub のような世界的な企業だとそういう事もありえるので、普段から英語の勉強はしておこう。
名刺の数に留意する
イベント参加前には名刺の数に気をつけよう。 自分は名刺が 2 枚しかないことに気づいたのでお昼休みの時間に取りに帰る羽目になった。
名刺管理アプリを使うのも手だが、意外と物理名刺交換をするものだ。 エンジニアはあんまり名刺交換をする機会がなくて油断しているので、イベントがあるときは気をつけよう。
おわりに
イベントを 100 % 楽しむためにその技術に精通しておこう、という感想