takamin55's blog

2023 振り返り(転職・新趣味発見)

もう12月も中旬。

今年は本当にいろいろあった。 「激動」という言葉がぴったりな年だったと思う。自分を取り巻く環境が大幅に変わっていった。

丁度よい機会なので、2023年が終わる前に1年間を振り返ってみようと思う。

仕事面: 転職

今年もっとも大きなイベントは転職したことだ。 3月末に新卒から3年間お世話になった企業を辞め、4月からは新しい環境でチャレンジを始めた。

結論から言うと、この転職はやってよかったと思っている。 2つの違う環境に身を置いたことで、いろいろなことを比較できるようになった。

会社の規模も、働く人の価値観も、技術に対する考え方や態度も違っていた。 そんな環境を経験すると、物事をより客観的に見れるようになる。いわゆる「視野が広がった」というやつである。

人間関係リセット

転職して気づいたことをいくつか書いていきたいと思う。 まず、転職すると人間関係リセットである。これが思ったよりつらかった。

新卒だと入社した瞬間に素敵な仲間が隣にいる。 同じ時期に入社し、同じ志を持っていて、同じような熱意・温度感を持っていて、気を使わない同期たち。 何かあったら助け合うし、情報を交換しあうことも容易である。新しい環境に飛び込むにあたって心強い存在だ。

もちろん自分も前職には同期がいる。だが中途採用者には基本いない。 転職して最初に突きつけられたのは、そういう存在がいない中で新しい環境でやっていかなければならないという現実だった。 ※入社時期が同じ中途の方はいらっしゃったが、部署も年齢も違うので同期のような気軽さは流石にない。

前職では新卒としてどれだけ可愛がってもらえていたか…。それを理解した瞬間は忘れられない経験だと思う。 幸いなことに、転職先は社内交流が起こりやすくなる仕組みが整っており、社員の方もみんな優しい方でたくさんの方が声をかけてくださったので、知り合いの方も増えてきて今では何とかやっていけている。本当に感謝しきれない思いだ。

ただ、会社には真の同期はいないんだなぁと思うと少し寂しい気持ちになる。 前職で中途の方が入ってきた時には考えることもなかったが、同じような思いを持っていたのかもしれない。

そう思うと、今後自分が誰かを受け入れる側に回った時には、ぜひ温かく迎えてあげたい。

スキル/キャリアの客観視

転職先は前職と技術スタックがかなり違っていた。そういう意味ではスキル/キャリアも半分リセットだったかもしれない。 もちろんキャッチアップの努力はしたが、正直最初の方はポンコツだったと思う。

特に感じたのは、自分は技術を理解せずに使っているということだった。 これは業務への取り組み方の違いですぐに浮き彫りになった。

特に自分の記憶に残っているのは、Docker DesktopRancher Desktopは共存できるか、という件について話していたときだ。

自分は「DockerDesktop RancherDesktop 共存」などで調べることで、とにかく共存できるのかできないのかをはっきりさせようとした。 それに対して別の方は、「docker cliがマウントしているdocker.sockのマウント先の仮想マシンを切り替えられれば共存できるのでは?」という仮説とともに仕事を行っていた。

一人の技術者として恥ずかしい話だが、自分は問題を解決するための表面的な部分しか見ていなかったんだ、ということに気付かされた。 自分の方法でも問題は解決することはできる。けど、この方法はスケーラビリティが低い。

仕組みを理解していると、未知のエラーや仕事に遭遇しても、仕組みを元に仮説を立てて検証することが可能になる。 仕組みを理解していないと、その場その場の検証&対応になり、自分が経験したことしか対応できない。

自分はまさに後者なんだと、エンジニアとしてのレベルを分からせられる出来事だった。 ゆっくりでいいので、自分が使う技術がどのように動いているかを説明できる人になっていきたい。正直gitも曖昧にしか説明できない。

他にも、転職先では「目に見える権威」を持つエンジニアにたくさんお会いすることができ、それで自分の実力の位置を掴むことができたと思う。 目に見える権威とは例えば、本を出版している、大きなカンファレンスに登壇している、世界中で使われるOSSを保守・開発している、などだ。

優秀なエンジニアの技術に対する態度を知り、自分と比較することができる環境に入れたのは本当に運が良かったと思う。 この環境に居られることを無駄にせず、2024年も頑張っていきたい。

まだまだあるが

他にも転職して気づけたことはまだまだあるが、長くなるので雑に書くだけ書いておく。

  • 前職から社員が5,6倍増えたので、規模の違いによる様々な違い(例えば仕事内容・プライベート・福利厚生など)を知れた
  • 転職時に余った有給をすべて消化するが、長期休みの充実度は素晴らしかった
  • カンファレンスや勉強会などの主催側に回ることで裏側を知れた
  • 技術おばけは存在し、技術が好きすぎていつの間にかつよつよになっていた人に出会えた
  • 前職とのつながりはずっと残るので大切にしたいと思った

プライベート: 新しい趣味たち

2023年はダーツとチェスという新しい趣味ができた。

まずダーツだが、一時期にハマって少しだけちゃんとやった。 マイダーツも揃え、Youtubeの有名選手の動画を見て練習し、週末は投げ放題で投げるような日々を送った。

今ではRt. 5.4という、まぁ3投中1投は Bull に入るよくらいのレベルまで来ていて、お世辞にも上手いレベル帯とは言えないが一番楽しい。 「ダーツ完全に理解した」状態である。

ダーツに加えてチェスにもハマりだした。にも、と言ったがチェスにハマってからはダーツをしていない。 なぜチェスを始めたかと言うと、藤井八冠に影響されたというのが正直なところだ。

藤井さんと永瀬さんの対局を生で見ていたが、2人の棋士が真剣な表情で盤面に向き合い、考え抜いたうえで一手を繰り出すその姿は見ていて感銘を受けるものだった。私は将棋に関してはルールしか知らないので対局の中身は全く理解できないが、評価値の揺れを見るのも面白かった。

自分もこういった盤上の戦いに参加したいという思いが募ってきて、そういえばチェスに関しては昔ルールだけは覚えたので久々にやろうかな、ということで始めてみた。チェスは将棋と違って持ち駒がないので、それほど時間もかからず気軽に楽しめる面も嬉しい。

今はchess.comのレーティングが 1000 程度で、初心者の後半といったところなので、2024年は 1500 を目指してぜひ中級者の仲間入りをしたいと思う。

この2つの趣味を持ってからは、仕事終わりや休日の時間が充実したものになっていると感じていて、2023年は良い趣味を見つけた年だなーと思う。

その他のできごと

他にもいろいろあったので、軽く書き残しておく。

  • 人生初めてシリーズ
    • 初めてメルカリに出品した
    • 初めてディズニーランドに行った
    • 初めてライブに行った
    • 初めて北海道に旅行した
    • 初めて会津に旅行した
    • 初めてオープンウォータースイムレースに出場した
    • 初めて飛行機に乗り遅れてそのまま帰宅した
    • 初めて動画編集をしてYoutubeに投稿した

2024年も面白いことに挑戦したい。

終わりに

2023年は「激動」と名付けたけど、振り返ってみるとどれも面白い変化だった。 2024年も、振り返るときには「面白かった・実りある年だった」と言えるような年にしたい。